課題2『都市から何かをなくしたらどうなる?』

ポケットパークバンクの提案

かつて、富の象徴として都市の中心部を占拠していた、証券会社・銀行のビルは解体され、ポケットパークとなって、市民の憩いの場となった。

ポケットパークバンクの背景と現状レポート (2012年10月)

最近、都市を席捲している、ポケットパークバンクの出現について調査したところ、次のような背景があることが分かった。現状に対する街の声とともに報告する。

2008年、米のサブプライムローンの破綻に端を発する世界恐慌を機に、ドル・ユーロ・円の通貨はなくなり、世界単一単位「ドロン」が通貨となり、金融の電子化は一層進んだ。

銀行と証券会社の一体化は、どんどん進んでいたが2010年1月5日、大きなビルの必要性がなくなった業界では、ヒロシマバンクがビルを解体、ATMのみを残し、公園化する試みを行なった。

市民に好評で、ヒロシマバンクの取引が、急増する現象があり、そのあとを追って、各社も競って、ビルのポケットパーク化を計るようになった。

業界では、固定資産税、ビルメンテ費、水道光熱費などが不要になり、余禄その経済的効果が喜ばれている。

市民はオフィス街の昼食の場、読書の場、休息の場、夕べのコンサートの場等として利用されて、喜ばれているのは、もちろんである。

ポケットパークの居心地の良さに向けての、投票のような形で、各行の取引は増減しており、このことが、ポケットパークバンクの質を向上させている原因のようである。

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