住人の生活が街に彩りを与える集合住宅
商店街の入口に位置するこの建物は、1つの大きなボリュームを5つに小分けし、こぶりな建物が並んでいるように、街に溶け込んでいる。
高さを感じさせないように窓を横長く多層に配置し、見慣れたスケール感を消して、階数を感じさせない構成とし、集合住宅としてではなく街を色付ける装置となっている。
この集合住宅があることで、人が行き交い、商店街に活気を与えるように、要所に明るいカラーを配置した。窓にはカーテンの代わりにカラーパネルを設置し、住人の生活が街の彩りに変化を加え、通りのレベルでは交差点部分にはテーブルやベンチとなるモニュメントが一連のカラーで迎える。
人々とのふれあいの場所となるよう、角地の重要な役割を果たしている。
1996.03
広島県呉市
RC造 地上5階建て 662㎡
関連プロジェクト
メゾンフェニックスⅡ
メゾンフェニックスⅢ