馬木の家

1F L.Dより中庭を望む

環境の中に住む

「環境の中に住む」「外部に向けて住む」この2つのことをテーマとして設計した住まいである。

古くからある住宅地の街並みに溶け込むよう切妻屋根の木造住宅(一部RC)で、道路側は1階建て平屋入りとし2階のボリュームは最小限とし、北側隣地からも大きく距離をとっている。周囲の環境に配慮して存在感をなくしている。内部は逆に外部空間に連続する広々とした住居空間が確保された住宅となっている。

低く抑えられた軒でコの字に囲まれた中庭を中心に、各室は道路、中庭、裏庭に向けて2間巾の開口が設けられ、どこからでも敷地の端、更に遠くの山並までが見通せる。

中庭での生活はもちろん、内部での生活も常に外部が意識され、敷地全体が広々、のびのびとした生活の場となっている。

2012.01
広島県広島市
木造一部RC造 地下1階 地上2階建て 153㎡

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