駅前のオフィス＋サロン＋集合住宅
コンクリートの箱を強調した外観が目を引く、オフィス＋サロン＋集合住宅の計画。
オフィス、サロン、住居のエントランスはそれぞれ距離をあけて計画し、明快な動線となるようにした。バス停のあるメイン通りには植栽を設け、街に彩りを提供する。石の表情を強調した外観が、オフィスとサロンの存在を歩行者に印象づける。
１階はフレンチのレストランで、地下１階はワインセラーとサロン。サロンはワインを楽しむためのスペース。ガラスで囲まれた階段の向こう側には圧巻のワインセラーが見える。１階は光の通る石壁、北側の光庭等、閉鎖的ながら明るく落ち着いたスペースとする。
２階は緑あふれる専用の階段でアプローチする、独立したオフィス空間。石の壁と細長い出窓でオフィスも個性的な空間とする。また、出窓膳板は厚みのある木のカウンターとする。個室からは、吹き抜けを介して階下の住居アプローチを望める。
３～８階は広めの１LDKを２戸の計画。屋外廊下を設けずに、室内エレベーターホールとする。メイン通りに面したバルコニーは奥行きが深い分、テーパーを設けて室内に光を取り込む。水廻りは１室に集約し、キッチンは冷蔵庫やバックカウンターを隠し、ホテルライクな空間とした。
