時間・空間がつながる家

施主の奥様は25年前に当社が美鈴が丘に設計した家で育った。「将来、自分の家もお願いしたい」という思いを持ち続けていただいており、結婚を機に建築の運びとなった。この家は美鈴が丘の家の延長にある。いつまでも住み続けられる、丈夫で、住むほどに愛着の持てる家を目指した。

前面道路側の眺望がよいのでそれを活かしたプランニングと、地震・台風に強い設計を求められた。また奥様がコンクリート打放しが好きなので、全部木造ではなく、一部RC造として欲しいというご要望があった。

掘り込み車庫のイメージにならないよう、地面から浮いた住宅の下を駐車スペース、アプローチとした。眺望のよい北側にリビング、日当たりのよい隣家側に庭とダイニングを設け、レベル差を利用しながら2階も含めて一体感のある生活の場をつくった。