いしうちの森

外観全景

屋根のある屋外空間が内外をつなぐ施設

敷地は市街中心部より車で30分ほどに位置し、棚田と雑木林が連なる豊潤な緑に囲まれた、その棚田の最下段である。農作業を主な活動とする知的障害者の為の就労支援施設である。

ビニールハウスや畑の延長にある屋内的な作業場として計画し、東側の畑と連続し、西の山並にも視界が開く施設とした。1階は主に収穫された野菜や果物の洗浄や出荷の為の作業場。2階は主に食事やミーティングの場である。屋根のある屋外空間を多く計画し、内外の連続性を図っている。屋内空間は、2階フロアーに段差、中央の階段によって上下階の連続性を確保した。
また、ぐるぐる回遊できる平面構成とし、伸び伸びとした生活が出来るようにした。内装は、ペンキや貼り物の二次仕上げを避け、全体に屋外的な素朴で力強い仕上げとした。

建物用途、周辺環境を大きく受け入れ、共振し、静かに新たな風景を生み出す、たくましく、伸びやかな建築となるのではないかと考える。

2007.07
広島県広島市
RC造+S造 地上2階建て 786㎡

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